なんだかいろいろ凄すぎて観た直後は放心状態だったため、しばらく感想が書けなかったのですが、やっと落ち着いたのでブログを書いてます(笑)
Ek Villain - New Official Trailer
※かなり詳しいTrailerなので、DVD発売まで待ちたい方は観ないことをおすすめします。
公開前に流れていたMVではラブストーリー感が前面に出ていたので、スリラーものであることをすっかり忘れてのんびりシネマで観はじめたのですが、
開始直後からいきなりものすごい展開で、思わずOMG!とつぶやいてしまいました。
いま日本で公開中の "スチューデント・オブ・ザ・イヤー(Student Of The Year)" でデビューした Siddharth Malhotra と、
昨年日本のIFFJで公開された "愛するがゆえに(Aashiqui 2)" でデビューした Shraddha Kapoor というフレッシュな二人に加え、
ベテランの Riteish Deshmukh がいつものコメディタッチとは全く違うシリアスな役で出演。
Siddharth君はSOTYの時よりぐんと成長して、ワイルドな役がとってもハマっていました。
Shraddhaは最初ちょっとテンション高すぎな感じでしたが、とても可愛く、重いストーリーに華を添えてくれました。
そしてなんといってもRiteishが凄すぎた!
ストーリーは本当に重くて、救いようがないというか、誰も救われないストーリー。
だけど、ラストまでしっかり作られていたのと、フレッシュな二人の濃すぎない演技のおかげで、見終わったあとのもやもや感は全くありませんでした。
このような精神異常者の犯罪はインドではあまりない気がするけれど、日本だと現実に起こりうるので、余計に怖くなりました。
観たあとも数日間しばらく気になっていたのか、怖い夢までみてしまいました(笑)
"Ek Villain" は全く踊らない映画ですが、音楽は全体的にとても良いです。
特に好きなのは "Galliyan"。この曲も重い映画の中での救い。
大好きで、毎日口ずさんでいます。
Galliyan
※GalliyanはヒンディーでLane(小道)の意味
Galliyan (Unplugged) by Shraddha Kapoor
※Shraddha自身が歌う女性版。とても澄んだ歌声です。
また、Prachi Desai がアイテム出演する "Awari" は、華やかなダンスと表情の裏に人の憎しみ・哀しみなどの感情を上手く表現した作品。
Awari
最近すごく観たい!という映画が少なかったのだけど、"Ek Villain" は私のなかで今年前半ナンバルワンの映画でした。