2013年06月13日

ヒンディークラス 3rd Day

朝からヒンディークラス3回目に行ってきました。

本当は昨日もクラスの予定でしたが、直前に先生から電話があってキャンセル。
今日聞いたら、先生の住んでいるApartmentがなんと3日間も断水していたのだそうです。OMG!
モンスーンシーズンは断水したり停電したりがいつもよりもさらに多くなります。
うちのFlatも昨日は水のタンクが空になってしまったようで、朝突然Workerが部屋に来訪してバスルームの水をチェックしていきました。
朝の忙しい時間にアポ無しで来られると困るのだけど...インドでは良くあること(^^;


今日のヒンディークラスは、数字を書く練習と、インドでのリレーションシップ(親類の呼び方)を学びました。

IMG_5837.JPG


インドでは、父母・兄弟姉妹・祖父祖母・親戚などすべて呼び方が細かく分かれています。
例えば、同じおじ(uncle)でも母親の兄弟(ヒンディー Mama)か父親の兄弟(ヒンディー Chacha)かで呼び方が異なります。
(日本語も、字で書く時は叔父・伯父と区別していますが)

今日習っただけでも25種類くらいありました。難しい〜!
でも、一部例外もあるけど呼び方にはルールがあって、それを理解すると意外と覚えやすいです。
とはいえ、一気に全部は覚えられない!

親類の呼び方は、ヒンディーとマラーティーでまた異なります。
例えば、

【お母さん】
英語 Mother
ヒンディー Maa または Mata
マラーティー Ayee

【お父さん】
英語 Father
ヒンディー Pita
マラーティー Baba

もちろん、同じインドでも他の言語はまた違った呼び方があります。

インドの文化だな〜と思ったのは、日本だと「父母」「お父さんお母さん」と父親を先に言うことが多いですが、インドでは「Mata Pita」、英語でも「Mom Dad」と母親を先に言います。少なくとも私の周りでは。
インドでは母親は女神(Goddess)の象徴として崇敬される存在なので、そのことからきているようです。(先生談)
良く「インドの男性はマザコン」と言われるのを聞きますが、こういうベースがあるからこそで、日本のいわゆるマザコンとはちょっと違うように思えます。
私は母親や家族を大事にする男性好きですよかわいい
インドでは家族との繋がりがとても強いことがここでもわかります。

母親を崇敬するのとは別に、もちろん父親のことも尊敬していて、インドでは家長である父親(年長者の男性)は絶対的存在で、父親に反抗するなどもってのほか。
日本在住インド人のとある友人は、日本ではお酒も煙草もたしなむ不良インド人(笑)ですが、インドの実家に帰ってお父様の前では絶対にそういうことはしないらしいです。

また、ヒンディーで of (〜の) を意味する ka/ki/ke の使い方でも、年長者の男性が絶対的存在ということがわかります。
ka は男性/男性名詞に、ki は女性/女性名詞に、ke は複数形もしくは年長者(男性のみ)に使います。
例えば、

ヒンディー Dada = Pita ke Pita ji (Father of father) お父さんのお父さん = 父方の祖父
ヒンディー Dadi = Pita ki Mata ji (Mother of father) お父さんのお母さん = 父方の祖母

のように、同じ年長者でも祖父(男性)だけ ke で、祖母は通常ルールの ki を使うんだそうです。

ヒンディーを学ぶことが、ただ言葉の読み書きを習うだけでなく、言語からインドの文化が見えてくるのがとても興味深いです。
posted by Hiroko Sarah at 20:12| ムンバイ 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒンディー&マラーティー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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