2014年03月02日

インドの嗜好品 "Paan パーン"

今日はなじみのブティックの仲良しスタッフ君達と休憩タイムに "Paan wala パーンワーラー" に行ってきました。
パーンワーラー初体験。

"Paan パーン" とは、キンマの葉にビンロウジ、アニス・クローブ・コリアンダーその他スパイス、シュガー、ココナッツパウダーなどを包んだ嗜好品で、噛みタバコとして楽しむもののほか、甘いパーンは食後のお口直しに食べたりします。
時々レストランでも食後にパーンが出てくることがあります。

パーンといってもブレッドのパンではないですよ(笑)

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"Paan パーン" について
http://en.wikipedia.org/wiki/Paan
http://ja.wikipedia.org/wiki/キンマ より

南アジア(インド、パキスタンなど)では、キンマの葉にビンロウジ、香辛料、果物、砂糖、タバコなどを包んだものを「パーン」(Paan)と呼び、噛んで清涼感を楽しむ習慣がある。キンマとビンロウジはインド人、特にヒンドゥー教徒の伝統文化と密接に関わっており、司祭への謝礼はしばしばキンマの葉に包まれる。インドでは、ビハール州パトナの近くで産するマガディ("Magadhi")種(名称は古代インドのマガダ国に由来する)のキンマを最高級品とする。

キンマ(蒟醤・学名Piper betle)はコショウ科コショウ属の蔓性の常緑多年草で、ハート型のつやのある葉をつけ、高さ1mほど。白い花をつけるが目立たない。薬効のあるのは葉である。
健胃薬、去痰薬など、様々な方法で薬用される。アーユルヴェーダでは媚薬とされた。マレーシアでは頭痛、関節炎、関節の痛みを和らげるのに用いる。タイと中国では歯痛に用いる。インドネシアではキンマを煎じて殺菌剤とする。その他、キンマを煎じたものは消化不良、便秘、鼻づまりを治したり、母乳の分泌を助けるのに用いられる。インドでは虫下しにも用いる。味は非常に渋い。

ビンロウジを薄く切って乾燥させたものとキンマの葉に、水で溶いた石灰を塗り、これを口に含み噛む。この時、好みにより他の香りのある木を細かく砕いたものや、非常に希であるがタバコの葉を混ぜることもある。噛んでいる間は渋みが広がり、大量に口中に溜まる唾はビンロウジの赤い色に変わる。飲み込まず頻繁に唾を吐き出すことでそれを処理する。ビンロウジには依存性があり、何回も用いると次第に手放し難くなる。また、使用することでアルコールに酔った様な興奮を催す。石灰を含んでいるため赤くなった唾液と共に歯にこびりつき、歯が褐色に変色する。また、常習によってあごに変形をきたす。最近ではキンマ噛みを行なうことにより、口腔ガンが発生しやすくなることも報告されているが、これらの副作用は主にキンマよりもビンロウジによるものである。


ビンロウジの入った噛みタバコとしての "Paan パーン" は、飲み込まずに唾を吐き出すのですが、インドではよくリクシャーワーラーがPaanを噛みながら運転していて、時々ぺっと真っ赤な唾を道端に吐き出します。
道路のいたるところで道路が真っ赤に染まっていて、まるで大量の吐血か暴力沙汰があったのかとびっくりさせる色ですが、あれは "Paan パーン" の跡なのでご安心を(笑)

私はビンロウジ入りパーンは、キンマの葉っぱに包まれたものは未体験ですが、葉っぱに包まない中身だけの袋入りのものは数年前にジャイサルメルで経験したことがあります。
ものすごい味ですぐ吐き出しましたががく〜(落胆した顔)

また、甘い食べるパーンはたまーにいただきます。
独特の味なので好んで食べるわけではないのだけど。


今日トライしたのは、"मघई जोड़ी Maghai jodi" という甘い食べるパーン。
キンマの葉っぱにまず "Choona" という白いペーストと "Katha" という茶色いペーストをを塗ります。
「あのペーストはなんだろう?」と思って調べてみたら、どうやら
1白い "Choona" は水で溶いた石灰にライムが入ったもの(ChoonaはLimeのこと)
2茶色い "Katha" はアカシアの木から作られたもの
らしい。
http://en.wikipedia.org/wiki/Catechu

その上にいろいろなスパイスやココナッツパウダー、シュガーなどをのせて包んでできあがり。

一気に一口でいただきます。(でも大きいので私はちびちびかじってた 笑)
最初キンマやスパイスの独特の苦みや味がするのだけど、甘いから食べやすいし、後味スッキリ。
慣れたらクセになるかもしれない(!?)

でも、ビンロウジの真っ赤なやつは常習性があるし、ビンロウジが口腔ガンを引き起こすらしいので、甘いのだけにしておきます。
皆さんにも決してオススメはしません(^^;

http://mumbaimag.com/paan-shops-mumbai/
食べるパーン、このページを見たら "Chocolate Paan" なんてある!
これは美味しそう。ちょっとトライしてみたいるんるん

"Paan wala パーンワーラー" はムンバイの街のいたるところにいます。
パーンと一緒にタバコを売っているお店もあって、面白いのはタバコを一本単位で売ってくれること。
私はタバコは吸わないですが、友人が買うのを見たことがあります。
値段は忘れちゃったけど、結構高かったような。

ちなみに、ムンバイでは屋内(レストラン、カフェ、ナイトクラブなど)は全面禁煙です。
外(テラス席含む)では吸えます。
でも、インドは日本よりもタバコに対してネガティブなイメージが強いです。
タバコの煙が苦手な私としてはうれしい環境ですけどね。
posted by Hiroko Sarah at 15:00| ムンバイ 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | Life in Mumbai | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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